高校の裏山にお城!?
2023年5月15日 16時16分
みなさんは、自分たちが学ぶ八幡浜高校の周りにどのような歴史があるか知っていますか?
調べてみると、ちょうど学校の裏の山に萩森城というお城があったことがわかりました。

※地理院地図(電子国土web)より抜粋
八幡浜市誌によると、萩森城は大洲を根拠地とする宇都宮氏という一族の城であったようです。宇都宮氏は、鎌倉幕府に仕えていた由緒ある武士です。
1550年代に築城が開始されたようで、ちょうど戦国時代にあたる時期に築城されました。

※八幡浜高校の駐車場より撮影。鉄塔の見える方角が萩森城があった場所。
戦国時代の宇都宮氏は、周辺の摂津氏や河野氏・西園寺氏、高知の長曾我部元親・土佐一条氏、九州の大友宗麟、中国の毛利氏と時に戦い、時に連合をして、自身の領地を守る地方領主でした。
宇都宮氏は、1567年に戦国期の愛媛で行われた激戦の一つである鳥坂峠の戦いを行いました。これは、宇都宮氏が土佐一条氏と連携し河野・毛利氏と対立したことで発生した戦いで、大洲西予間にある鳥坂峠で行われました。残念ながら宇都宮氏は敗北したようです。
1574年、萩森城は長曾我部元親と通じた家臣によって攻略されてしまったようです。
どうでしたか、自分の足元の歴史をたどってみても教科書にも出てくる人物が出てきます。
ぜひ、みなさんも自分の周りに目を向け、その歴史に興味を持って調べてみてください。驚くような発見があるかもしれません。